『邪神X』の漫画は、コミックシーモアで読むことができます。先行配信作品のため、Amazon Kindleやピッコマなどの漫画アプリ・電子書籍サービスでは読むことができません。
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邪神X|よくある質問
原作小説はある?
『邪神X』に原作となる小説は存在しないため、小説投稿サイト・アプリでは読むことができません。漫画版のみ配信されています。
無料で読める?
『邪神X』はコミックシーモアとアサコミにて、期間限定で5話までを無料で読むことができます。
いくらで読める?
『邪神X』は1話あたり150pt(165円・税込)で配信されています。ただし一部は期間限定で半額の75pt(82円・税込)で購入できます。
紙の単行本はある?
『邪神X』の紙の単行本は発売されていません。本作は電子書籍版のみの販売です。出版社・レーベルは、朝日新聞出版のコミックZOTTOです。
海賊版で読める?
『邪神X』は漫画rawやzip、rar、pdfなどの海賊版サイトで読むことはできません。また、これらのサイトは著作権を侵害しており、ウイルス感染や個人情報の流出といったリスクが伴うため、アクセスしないほうが賢明です。
邪神X|あらすじ
会社の慰安旅行で秘湯に向かおうとしていたバスが落石により転落。周囲何十キロに民家がない状況で遭難してしまう。しかしそこで主人公たちを助けてくれたのは、人目を離れて自給自足生活を行っている“山有心の里”の人々だった。主人公たちは助けてくれたことに感謝していたが、何日たっても救助は来ず、次第に“山有心の里”の異常さがあらわになっていく。そして――。
邪神X|作者
- 熊田龍泉
邪神X|登場人物
二ノ宮拓
二ノ宮拓は、ひかり生命保険第一営業部に所属する22歳の新入社員で、本作の主人公。同期から「ニノ」と呼ばれ、早くに父を亡くして女手一つで育ててくれた母を何より大切にしている。退社後や土日まで顧客のケアを欠かさない頑張り屋で、部長の安斎からも部署で一番の努力家と評価されている。
事故の直後に助けを呼びに走って生存者を救い、里に滞在してからも行方の分からない森下を気にかけ続けた。牛山和子の家に身を寄せる中で里の異様さに気づき始め、何があっても母のもとへ帰るという決意を固める。なお、同期の水島咲に好意を寄せている模様。
波川一八
波川一八は、拓と同じ入社1年目の同期社員。関西弁で話す明るいムードメーカーで、母の看病を続ける拓を気さくに励ます。主任の七瀬静に好意を抱いており、怖いと評される彼女のそこが良いのだと公言している。
事故で大けがを負うものの里の手当てによって回復し、のどかな里の暮らしを最高の場所だと気に入る。やがて里の一員になった証として白い服を受け取って身にまとうようになり、違和感を訴える拓や咲と衝突。里の価値観に染まりつつある人物。
水島咲
水島咲は、拓と波川の同期にあたる入社1年目の女性社員。明るく思いやりのある性格で、母の看病を続ける拓に何かあればいつでも相談してほしいと声をかけるほか、同期3人組で励まし合おうと提案して仲間をつなぐ。
里での滞在初日、世話になる家のスキンヘッドの男に化粧を無理やり拭い取られたことから、住人たちへの恐れを抱くように。遭難者を里の住人にしようとしているのではないかと拓に打ち明けた直後、背後に現れた牛山和子に罵倒され突き飛ばされた。
安斎努
安斎努は、ひかり生命保険第一営業部の部長を務める46歳の男性。部下思いの人物で、社員旅行のバスでは拓の働きぶりを称え、3期連続の予算達成は部員全員のおかげだと労をねぎらう。旅行先の宿として山奥の秘湯を自ら選んだのも彼である。
しかしバスの転落事故によって命を落とし、遺体は里の冷蔵の蔵に保管されていると説明される。のちに立入禁止の場所に置かれた花のオブジェの中から血まみれの頭部が見つかり、里に潜む秘密を示す存在となる。同年代の藤本九とは社内で最も親しい間柄にある。
七瀬静
七瀬静は、第一営業部で主任を務める35歳の女性社員。部下からは怖い上司として知られ、社員旅行のバスでも談笑に加わらず静かにスマートフォンを操作している。安斎からは部署を支える一員として名前を挙げられている。
同期の波川からは熱烈な好意を寄せられているが、本人がそれをどう受け止めているかは不明。物語序盤では言葉数が少なく、事故後の動向も詳しく明かされていないため、今後の展開でどのような役割を果たすのかが注目される。
森下
森下は、第一営業部で神尾と並ぶWエースと称される営業マン。学生時代は学校一のやんちゃ者だったが、社会人になってからは仕事に打ち込み、トップセールスの特別ボーナスで高級腕時計を買うまでに成長。いつか結婚して庭付きの一戸建てを持ち、死ぬときは周りに笑顔で見送られる人生を送りたいと夢見ている。
遠慮のない物言いが目立ち、里の暮らしを3日で飽きると笑い飛ばして住人たちの反感を買う。夜に立入禁止の階段を登り、花のオブジェに隠された安斎の頭部を目撃したことで、牛頭の怪物と村人たちに追われた。狩猟小屋で捕らえられて命を奪われ、仲間たちには助けを呼びに山を降りたと偽りの説明がなされる。
藤本九
藤本九は、第一営業部に所属する入社5年目の46歳の社員。もとは雑誌記者として働いており、5年前にひかり生命保険へ転職してきた異色の経歴を持つ。同年代の安斎とは社内で最も親しく、事故の後は眠れずに目の下に濃いクマを作っている。
記者時代に多くの事件を取材してきた経験から里の雰囲気に違和感を覚え、立入禁止の門に描かれた逆三角形に三つの丸というシンボルマークに見覚えがあると感じている。しかし証拠のないまま疑うべきではないと考え、拓に冷静な行動を促す慎重さも。
牛島
牛島は、山有心の里の代表を務める眼鏡の男性。事故の夜に拓の呼びかけに応じて生存者を里へ迎え入れ、治療や食事を手配すた。里は社会に馴染めなくなった人々が集まった集落であり、現代文明を離れた人間本来の生活を目指していると穏やかに語る。
牛を自然と共存する神聖な生き物とあがめ、家畜と呼ばれると高笑いで否定する異様な反応を見せる。立入禁止の場所に踏み込んだ森下を異端者と呼んで牛頭の怪物とともに追い詰め、その死を隠して仲間たちには森下が助けを呼びに山を降りたと偽る。里で妻と出会い、息子にも恵まれたと語っており、遭難者を三つ目の牛の信者へ取り込もうと画策している。
牛山和子
牛山和子は、拓の滞在先となる家で娘と暮らす女性。3年前、重いアレルギーに苦しむ娘のためにネットで里を見つけて移住し、きれいな空気と食べ物によって娘が回復した模様。拓を「ニノくん」と呼んで世話を焼き、里の服や薬草を煎じたお茶を勧めた。
しかし拓が着替えを断ったり外部との連絡について尋ねたりすると豹変。里への違和感を語る咲を罵倒して突き飛ばし、拓には家族になるよう迫る。夜には天井裏から拓をのぞき込み、母を恋しがる拓を自らのもとに取り込もうとする狂信的な執着をあらわにした。
和子の娘
和子の娘は、牛山和子とふたりで暮らす幼い少女。重いアレルギーのために外を出歩けないほどだったが、里へ移住してから体調が良くなったとされ、家では部屋の隅でひとりクレヨンで絵を描いて過ごしている。
描く絵には血を流す人間や、うしさまと呼ばれる三つ目の牛の怪物が並んでおり、里の信仰が子供にまで根付いていることを示している。夕食後には拓に向かって新しいパパになるのかと無邪気に尋ね、母である和子の思惑を代弁するかのような言動を見せた。
二ノ宮拓の母
二ノ宮拓の母は、拓を女手一つで育ててきた女性。夫を早くに亡くしており、現在は病院の世話になりながら療養生活を送っている。社員旅行のバスから体調を気遣う電話をかけてきた拓に対し、心配性だとあきれつつ車内での通話はマナー違反だと電話を切る。
拓が会社で懸命に働くのは、いつか母に楽をさせたいという思いからである。里で牛山和子に引き止められた際も家にひとり残してきた母のために何があっても帰らなければならないと訴えており、拓の行動を支える心の拠り所となっている。
牛頭の怪物
牛頭の怪物は、山有心の里に潜む牛の頭を持つ人型の異形。額に第三の目を持ち、血に染まった服をまとって巨大な刃物を振るう。牛島ら村人とともに行動し、立入禁止の場所に踏み込んだ森下を追い詰めて狩猟小屋で捕らえた。
里の人々は三つ目の牛を信仰しており、毎朝日の出とともに白き牛の母や三つ目の牛に祈りを捧げている様子。洞窟の岩肌に三つ目の牛を思わせる巨大な影が浮かび上がり、牛山家の娘の絵にもうしさまとして描かれているが、怪物の正体や信仰との関係は、序盤ではまだ明かされていない。
邪神X|見どころ
VHS映像から始まる導入
本作は、約20年前に民俗学科の学生がある集落を取材したVHS映像から幕を開ける。映像の中では眼鏡の男性が家畜のドキュメンタリーで動物の声を聞いたと語り、命の価値を学ぶために動物を食べずに暮らす集落の理念を説明。そして砂嵐のノイズに混じって助けを求める声が響き、読者は冒頭から得体の知れない不安に引き込まれる。
楽園から恐怖に反転する里
里は自然エネルギーで最低限の電気をまかない、テレビも酒もない穏やかな暮らしを営む集落となっている。採れたての野菜や水のおいしさに社員たちが感動し、デジタルデトックスのようだと共感する声も上がる。
しかし牛を家畜と呼んだ途端に高笑いする牛島や、一生ここにいるかと問いかける住人の言葉から、穏やかな日常の裏に潜む異常さが徐々ににじみ出る。
少しずつ取り込まれていく恐怖
里の人々は遭難者を各家庭に迎え入れ、白い服や薬草茶を勧めながら少しずつ里の価値観に染めていく。波川が里の一員になった証の服を喜んで身にまとう一方、拓と咲は住人たちの言動に違和感を募らせ、同期3人の間にも亀裂が生じ始める。
拓を新しい家族として迎えようとする牛山和子の執着は物語が進むにつれてエスカレートしていき、逃げ場のない山奥で親切を装った支配がじわじわと迫る心理的な恐怖が本作の見どころでもある。
